・正規の結び目
機械の調整が正確な場合は、下図のように堅い結び目と二つの長い結び輪ができ、長短2本の紐尻がついた状態になります。(下図)
・結び目に異常が認められる場合は次の図と状態を参照して早期診断をして確認してください。
原因
ナイフ(859K)が切れにくくなった時に発生する。結束不良はこの場合に起きやすい。
対策
原因
1.ストリッパ(Y5410)の摩耗によりクチバシ(Y5504)との間に隙間ができたとき。(下図1)
2.クチバシ(Y5504)とストリッパ(Y5410)の上下調節が合ってない時。
3.クチバシ(Y5504)が紐を早く離すとき。
4.クチバシコロ(Y5506)とコロ押え(Y5507)との間に隙間ができたとき。
5.指定紐以外の紐を使用した時。
(紐が太すぎた場合に多く発生します。)
対策
1.ストリッパを交換してください。(下図2)
2.ストリッパアーム(Y5412)の調節ボルトで調節して合わせて下さい。(ストリッパ調整法説明図参照)
3.(クチバシ調節)ボルト(813)で結び輪の引き具合を調節して下さい。【調節ボルトを手前に戻す】(下図3)
4.摩耗部品の交換をして下さい。
5.指定紐を使用してください。
(図1)
(図2)
(図3)
原因
1.指定紐以外の紐を使用したとき。
2.糸押え(Y5620)の押えが強すぎる時。
3.クチバシ(Y5504)とストリッパ(Y5410)の上下が合ってない時。
4.コロ押えの板バネが弱い時。
5.上下クチバシの間にゴミ等が詰まり、正常に動作しない時。(下図1)
6.ナイフ(859K)の切れ味が悪い時。
7.クチバシ(Y5504)先端の溝が消耗したとき。
対策
1.指定紐を使用して下さい。
2.糸押え調節ネジ(870)でバネを調節する。
3.ストリッパアーム(Y5412)の調節ボルトで調節して合わせてください。(ストリッパ調整法説明図参照)
4.コロ押え板バネ(Y5511)を交換する。
5.清掃をしてゴミ等を取って下さい。
6.ナイフを交換する。
7.部品交換をして下さい。
(図1)
原因
1.糸締メ装置の板バネ(1424)の押え方が強すぎるとき。
2.糸押えバネ(Y5621~23)が弱い時。
3.糸押え(Y5620)に紐くずがたまっている時。
4.ナイフ台糸押え部分の摩耗。
対策
1.糸締メ装置のダイヤルをLOOSEの方向に回す。
2.糸押えバネ調節ネジ(870)を前方向へに回す。
3.付属ピンセットで紐くずを取り除く。(図1)
4.部品の交換をしてください。
(図1)
原因
1.ストリッパ(Y5504)と下クチバシ(Y5505)の下面が合っていない。
2.上、下クチバシの合わせ目に隙間がある時。
3.指定紐以外の紐を使用したとき。
対策
1.ストリッパを調節してクチバシ溝に合わせる。
(ストリッパの調整方法の図参照)
2.クチバシを交換してください。
3.指定紐を使用してください。
原因
1.クチバシにバリがある時
2.糸押えバネ(Y5621~23)が強すぎる。
3.被結束物が堅過ぎる場合。
対策
1.クチバシの各面を目の小さい布ヤスリでよく磨いて下さい。
2.(糸押え調節)ネジ(870)を緩めて下さい。
3.特殊テーブルストッパをお取り付け下さい。
(特別にご注文下さい。)
原因
1.(コロ押え)板バネ(Y511)が疲労又は破損したとき。
2.ストリッパ(Y5410)の下りが悪い時。
3.クチバシコロ(Y5506)とコロ押え(Y5507)との間に隙間ができたとき。
対策
1.コロ押え板バネを交換して下さい。(図1)
2.ストリッパバネ(771)を交換して下さい。
3.摩耗部品の交換して下さい。
(図1)
(クチバシ調節)ボルト(813)で結び輪の引き具合を調節する。
(調節ボルトをねじ込む)